素直な親は子供を伸ばせる
熱心なお母様ほど、私にメールや声かけを致します。
勿論、忙しいだろうからと遠慮している方も多いのかも知れませんが、それよりも大事な事は自分の悩みを問いかけることがまず第一。次に言われた事を実行する事。これが一番難しく、「そうですね、その通りです。私が悪かったです。」とは言ったものの、自分の行動を変えられない方がほどんどで、同じ事を何度も言われながら、受験が終わってしまう。それでは何のために親に助言を与える教室に来たのか？と思わずにはいられません。
以下のメールは一人のお母様のメールです。まだまだ悩み中、闇の中におりますが、お母様自身が少し気持ちを変えて下さり、ご自分でも実感できたとても良い話しなのでご紹介致します。
ひとみ先生、お疲れ様です(^^)
先日の模試の聞き取りの件ですが、上手く聞き取りができず、ご報告出来ずに申し訳ありませんでしたm(__)m
先週正しい聞き取りのやり方を教えて頂きましたので、次回はしっかりと聞き取りを行いご報告いたします。
以下、長文になりますので、お時間のあるときにご一読ください☺️
息子が今回の模試で制作が出来なかった件ですが、先生が仰る通り、私が制作において何が大切かを息子にしっかりと教えていなかったことが原因です。私が今まで制作を軽視してきたこと、指示が聞けるようになれば制作も出来るようになると思い込み、なぜ出来ないのかを分析してこなかったことを反省いたしました。
息子になぜ指示通りにやらないのか、話は聞いているのか？確認したところ、話を聞こうとはしているが、自分でもなぜ出来ないかわからない。僕もそれが問題なんだ、と言っていました。確かに日常生活を見ていると、朝から晩まで私の指示命令で言われたことに対して何も考えずに動いていることがほとんどでした。
「自分で考え行動する」ことが出来ているようで全く出来ていなかったのです。
本当に今更…になってしまいますが、普段の生活を見直し、お手伝いをするときも、自宅学習のときも、すぐには口出しせず自分なりにどう工夫したら上手くできたのか、失敗したときはなぜ失敗したのかを考え、それを自分の言葉で話せるよう促していきたいと思います。
先週はずっと3回しか跳べなかった縄跳びを、自分の好きなように自由にやらせてみました。沢山失敗して、跳べた時は何で跳べたのかを考えながらやってごらん、と言ったところ、出来なくて途中何度も癇癪を起こしながらも、一晩で自分でコツをつかみ、20回以上跳べるようになりました。今では幼稚園から家まで走り縄跳びで帰ってこれるまでになりました。
子供はやる気次第で変わる、とはまさにこのことだな、と実感しました。
いつからか、息子は全て出来て当たり前と思うようになり、出来ないことだけを叱り、なぜ出来ないのかを考えずに叱りつける毎日になっていました。
制作も毎回出来ないので、毎回出来ないことだけを叱り、諦めずに最後までやりなさいとだけ伝えていました。出来ないのであれば、何故できなかったのかを私が一緒に考えなくては今の息子では前に進むことは出来ないはずです。
先日ひとみ先生が教えてくださったように、ペーパーの復習のやり方を見直し、自宅でも制作の時間を作るように努力します。あと半年しか時間がなく、焦る気持ちでいっぱいですが、急がば回れ、の精神で、息子が出来なければ出来るようになるまでまずは私が根気強くしっかりと向き合えるように努力します。
私からの返事
随分 理解して下さったようで、とても嬉しいです。先日のラインは○○ちゃんの為に書きました。疲れています。遊びに行って下さい。ここで勉強を嫌いにしてしまいます。元々合格出来る子供をどんどん出来ない方向に持って行っている事に早く気づいて欲しいです。今回の気づきにあったように、体験させ、試行錯誤を繰り返す事による深い理解を求めます。沢山詰め込んでもやる気が無くなり、反発ばかりで、もういっぱいいっぱいになってしまう。😰お父さんがもっと主導権が持てると良いけど、美人なママに頭が上がらないからね〜😭男の子の育て方はやはりパパに聞いてみると良いと思います。思うように育てようとしては駄目。子供の言いなりにはなっては駄目だけど、今回のように自分の気持ちをきちんと聞いて、考える余裕を持つ事が大事です。
大きな一歩は踏み出せたようで嬉しいです。
と書きました。親の言いなりにしようと考えていませんか？
子供はロボットではないし、それでは一流校には合格出来ません。
考えられる人間。
失敗を反省出来て、そこから学べる人間。
それが大人にも必要なのです。
それが出来る親の子どもだけが合格出来るのです。
自分の子どもをよく知る事。
自分の子どもを伸ばす為に何をすべきか考える。
今の親は子どもに合わせてしまいます。
言いなりになってしまいます。
それでは駄目なのです。
