小学校受験の為の模試
受験の準備に欠かせない模擬試験
幼児が本番に実力を発揮するためには模試を受けて研究する事は必須です。
あがり症なのか、落ち着いて集中出来るのか?午前と午後に受けてみて、一日に二校の受験が可能なのかどうかも、判断しなくてはなりません。集中力は持つのか?最初の問題は出来るけれど、最後の問題になると出来なくなったり、同じ問題でも初めの問題が間違いやすいとか、最後の問題になると気を抜くなど、それにより、見直しの順番も前からなのか、後ろからなのかも決まります。それぞれのお子さんの特徴を探り、どう直していくか検討しなければなりません。
知らない先生とも面接の時に話しが出来るのか?
知らないお友達の中でもはきはき話せるのか?
不安は多く、気づかねばならないことも多いのです。
中には授業ではぱっとしなくても、試験では必ずA(全体の5%)に入るお子さんもいらっしゃるし、逆に授業ではとても良いのに、試験となると実力が発揮出来ないお子さんもおります。まだまだ幼児なので、親が気合いを入れれば、気合い負けをしてしまったり、あがって、パニックになったり、メンタルが弱くて気持ちが集中出来ないお子さんもいらっしゃいます。
弱いところは何なのか?どういう状態で試験を受ければ良い点数に結びつくのか?
テストの前の語り掛けの言葉まで、影響するので緻密に知っておきたいです。
我が子を知り尽くす。これが極意なのだと思います。
冷静に観察し、どうすれば伸びて行くのか?
模試という機会を上手く利用して試験に備えて頂きたいと存じます。
そして徹底的に聞き取りをすること。どこまで覚えているのかが大切です。
模試も私は「統一模試」しか受けさせません。
まず2千人が受験する試験は他にはないということ。
大手の教室はやった授業の復習をテストにしている所もあるし、自分の教室の子どもにだけヒントを与えたりするところもあります。かつて「先生、どうして?他の子どもには、「違うからもう一度やり直しなさい」とか言って僕には言ってくれないの?ずるいよね?」と言われた事がありました。確かに成績が上がらないと辞められてしまうかも知れないので、大変なのだと思いますが、試験中にヒントを与えたり、差別をされたりしたのでは試験の練習にはなりません。
その上、大手の模試は受けただけでその塾の合格実績に入ってしまう、また試験の後で営業がうるさくて、入塾させられてしまうこともあるので、純粋に試験の練習にならないからです。
統一模試も昨年までは5~6回でしたが、今年は何だか、増えているようで、十分だと存じます。上手く活用し、試験の準備に備えて頂きたいと存じます。まず、統一模試でBまでに入るのが目標(全体の10%)です。Cだと上手く行けば合格しますが、半々です。D以下だとなかなか一流校は難しいです。